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本日の青山本店

本日の青山本店

Vol.71

45年の時を経て

今からさかのぼり、お客様が小学生だった頃のお話です。

お客様が小学4年生の頃、学級委員長になられ、そのお祝いにお祖父様からこのようなお話が。
「お祝いのご褒美に、カメラか時計、どちらか選びなさい。」

その時、お客様は、「カメラ」と告げられたそうです。
そして待ちに待ったその日、お祖父様とご褒美のお買い物へ。

着いた先は、「時計屋さん」だったそうです。

幼かったお客様は、首をかしげ「あれ?カメラっていったんだけどな・・・」と心の中で思いましたが、目の前にはたくさんの腕時計がずらりと並んだその光景に、子供ながらに胸が高鳴ったそうです。

「今の年頃だけにあうものでなく、一人の男性として、時を経ても永く愛用できる立派な時計を・・・」との、お祖父様の温かい想いから一緒に選ばれた腕時計。

当時は、お盆や正月など特別な時だけ、つける事をお許しくださったそうです。

それから何年もの月日が経ち・・・。

ある時、クローゼットの整理をしていた時、箱を見つけました。
何十年ぶりに時計との再会。一気に想い出がよみがえり、「少し雰囲気を変えて、またつけてみよう」
との思いから、今回オーダーをいただきました。

クラシックでありながら、文字盤のカラーが個性的なとても素敵な時計でした。
文字盤のスモーキーブルーを引き立たせながら、シックな雰囲気に仕立てるため、「柿渋染めのクロコダイル」をベースでお作りすることになりました。

ステッチはオレンジをチョイスし、エレガンスでありながら、知性さを醸し出すコントラストで遊び心を。

ベルトの裏革は、文字盤のスモーキーブルーに合わせ、アクアブルーをチョイス。
見えないところにニクい演出が素敵ですね。

45年の時を経て、新たな息を吹き返した腕時計。
完成品を腕に巻かれた時のお客様の笑顔に、私たちスタッフも温かな空気に包まれました。

時代を超えて、ずっと愛せるものを。
引き継がれていく想いに、新たなテイストを。

“あなただけのストーリー”を形にいたします。

青山本店にてお待ちしております。


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