mail facebook twitter

本日の青山本店

本日の青山本店

Vol.01

「ものづくり」と「好奇心」の関係

私は、今までヨーロッパと日本の多くの職人達と仕事をしてきて気付いた事は、
“職人は3種類に分けられる”ということです。

1) 相手から依頼されたモノを作る職人
2) 自分が作ったモノが全てと考える職人
3) 相手の要望を聞き入れた上で、技術と経験を活かしたものづくりのアドバイスが出来る職人

3) の職人は少なくなったように感じます。

それは、歴史に裏打ちされた技術を持った職人が、熟練の技術を発揮出来る環境が少ない事が最大の要因だと思います。
現在のデフレの状況により、値段が高いと売りづらい傾向があり、その事から高見を目指す職人が腕を発揮出来る環境が少ないのではないでしょうか。

本当に技術の高い職人は手を抜く事を嫌い、納得のいくモノ作りを好みます。

沢山売る方法として、
「いくらなら多く売れるか」
「その値段にする為、工賃と材料を合わせて幾ら迄で作らないと」
といった考えでモノ作りをしていくと、それなりのモノは作れますが、良い商品は絶対に作れません。
せっかく技術の高い職人と出会えたのに、ある種『手を抜いて作ってくれ』という言葉をかける事はしたくありません。

これまで重ねてきた経験上、その事実が痛い程、身に染みて感じていました。

勿論、色々な方に沢山売れる商品を作る為には、限られた予算の中で作る事も重要だと思いますが、ブルックリンでは、“良いモノを大切に永く”を理念として、永く使う為にはどのような作りにしたら良いかということを常に考え、見えない所に迄しっかり手を入れ仕上げていくことで、一切妥協しないモノ作りに努めています。

昨今の日本では、若手の素晴らしい感性を持った職人も沢山出てきており、嬉しい限りです。

ユーザーがこれまで以上にモノの本質を求める今、若手の職人と熟練の職人とが魅力ある商品を作っていける環境が整う事で、職人達がより切磋琢磨し、日本の技術を更に高いレベルで継承し続けていくことを願っています。
だからこそ、ブルックリンもそのような場所でなければなりません。

いくつになっても好奇心の強い職人には頭が下がります。
昔からのことわざで、「 好きこそ物の上手なれ 」とはよく言ったものです。

“好きだから、興味が湧く”

興味が出てくるとより深く知りたくなり、探究心が出てくる。と、いった様に「 モノ作りの原点は好奇心にある 」と確信しています。
そこに、年齢・熟年等は関係ありません。 好奇心の強い人は必ず成長すると思います。

ブルックリンの職人は、
「3) 相手の要望を聞き入れた上で、技術と経験を活かしたモノ作りのアドバイスが出来る職人」
を目指し、日々技術を磨いています。


記事一覧へもどる